知床観光遊覧船(KAZU1)は40年のボロ船「瀬戸内海仕様のほうらい汽船ひかり8号」縄田造船所製

知床遊覧船沈没事件まとめ

2022年4月23日、北海道の知床半島の沖合で観光船「KAZU1(カズワン)」が「浸水している」という救助要請を最後に消息を絶ちました。

そしてこの船が建造から40年以上経つ老朽船で3つの会社を渡り歩いた「ひかり8号」であることがわかりました。KAZUIの詳しい経歴についてみていきます。

知床観光船(KAZU1)は建造約40年のボロ船「瀬戸内仕様のほうらい汽船ひかり8号」

知床観光遊覧船事故を起こしたKAZU1(カズワン)は、事故当初からSNS上や掲示板上で、「40年以上前に建造された超ボロ船」である。「1985年に縄田造船所製の元ほうらい汽船のひかり8号」であると情報が複数投稿されました。

ほうらい汽船当時「ひかり八号」

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昔、広島の三原港と生口島の瀬戸田港を結んでいた、ほうらい汽船の「ひかり8号」が、知床のそれだそうな…
去年も座礁して修理していたみたいだし、無理があったのかな…
海水温3℃程度とは…無事を祈る…
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知床の観光船不明事故

・事故当該の遊覧船「KAZU I」は1985年製の中古、37年落ちの超ボロ船
・去年の座礁でできた船首の亀裂を修理せずそのまま運航
・当日は地元の漁船が全て操業を見合わせ同業者も欠航を勧める高波の中強引に出航

船版オリエントタイ航空、というかオリエントタイよりひどいなこれ

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知床遊覧船の事故について運航していた船が元ほうらい汽船の「ひかり8号」に見えて仕方ない…
だとしたら40年以上前に建造された瀬戸内海仕様の船が、未だにオホーツク海の荒波に耐えていた事になる…
乗客乗員皆様の無事を祈っています。
個人ブログふねのはなシアター様HPより

こちらは今回事故を起こしたKAZU1(カズワン)の写真です。側面の窓数、前面の形状が一致しており同一船に見えます。さらに、クラフト船を愛する個人ブログのページでは非常に丁寧な経緯が書かれていました。

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船に詳しい有志KAZUIを語る「写真を見ても完全な瀬戸内仕様」

有志の説明
知床 観光船の遭難
KAZU Ⅰって、昔、瀬戸田にいた、ほうらい汽船のひかり8号なのね。。。今治出身なので、私も見覚えあった。写真で見ても完全な瀬戸内仕様の船。外海走る船ではないです。まあ、バラスト積載、小型船舶用の救命浮器積んだりそれなりに改造して検査を受ける。

で、小型船舶検査機構の検査が通れば、限定沿海仕様にはなるんだけど。基本は平水というか瀬戸内向けなんですよね。3mの波の中をやれる船ではない。しかも40年近く経っていればFRPの強度も永久ではないので、加水したりして落ちるし、また修理した箇所は、車のボディと一緒

続き
というか、モノコックのシャシーやボディが潰れたら元通りに戻らないのと同じで、元の強度はなくなります。これは、FRPの高速漁船を持っている漁師さんや、ある程度の観光船を運航している会社なら常識です。そりゃー見た目なら元通りに、もちろんなります。

続き
なので、アルミの高速艇や漁船を使用すればいいのですが、コストやメンテナンス性を考えるとFRPになるんですよね。メンテナンスがしっかりしていれば、アルミの旅客船はいいですよ。瀬戸内海汽船の瀬戸・和加なんかも相当年数経ってますが、現役です。30年以上経ってます。

業務用FRP艇でも、3ヶ月に一回は上架して船底塗料、タッチアップとか点検していれば、10年以上経ってもきれいです。今治市の、せと観光ボート せとひめ、ゆきひめ、せとゆきのせとシリーズとか。

アルミ艇、FRP艇一長一短ありますが、細目なメンテナンスが必要ということはかわりません。

やっぱり気になるのは、瀬戸内仕様の船を外海で走らせる危険性というか、んーなんて言うんでしょうね、感覚の問題なんですけど、乾舷も低いし、そんなに復元性能だって外海ほど必要ない船を

走らせるリスクというか、やっぱり感覚がわからない。
日本小型船舶検査機構も検査は、もちろん検査はやっていると思いますが、設計の基準とのバランスが少しずれてるような気がします。なので、幅狭く細長い遊漁船が沢山できたり、定員を増やす為の、出どもの不細工な観光船が出来たりする訳です。

この事故を契機に、以後色々なことが見直される筈でしょう。というか見直さないといけません。観光船、通船、作業船、遊漁船業者は混乱するし、小型船舶の行政を司る日本小型船舶検査機構(JCI)も大変になると考えます。

連絡手段だってそうです。アマチュア無線使用してたとか報道でありましたが、なんで、アマだったのか?おそらくですが、国際VHFの機器、免許、検査等の費用を考えるとアマに走ったんでしょうね。まあ、衛星船舶電話はあったようですが、こちらも電源が喪失していたら使えないし。

また、GMDSS機器を装備すればいいじゃんという声もありそうですが、結局そこに、かけられる費用の問題で運航会社であるとか船員さんの無線従事者免許の問題とか解決していかないといけないところは数多いかと思います。

この事故は、本当に他人事ととても思えませんので書いてしまいました。父親も私も海の仕事。同じく生業としている方と同様に私も事故後いろんなことを考えてしまいます。救助に携わって頂いている海上保安庁を始め、各自衛隊、組織、関係者全ての皆様には本当に頭が下がります。

そして、まだ救助されてない方々が早く見つかることを心より願っております。

1000超えたら自己紹介?せよと。。。
海が生業の只のボート好きです。
船勤務30年過ぎました。
父も60年は乗ってます。
祖父は海軍
船、ボートに関するご質問はDMで承ります。

Boat_Mania/くれCV184/JO4MDW(@Boat_Mania_)さんがとても詳しく説明しておられます。
繰り返し、瀬戸内仕様の船を外海で走らせる感覚が分からないと仰っています。船はメンテナンスをすれば何年も持つが、瀬戸内仕様の船は北海道の海に向かない、選択肢にすら入らないということです。
買取当時格安であったのでしょうか。

KAZU1は瀬戸内から北海道へ渡り歩く「ほうらい汽船⇒シークルーズ東備⇒知床遊覧船」

個人ブログ様より
 北海道の東部に位置する知床半島。北半球における流氷の南限としても知られ、豊かな自然と多様な生態系により、ユネスコの世界自然遺産にも選定されている。そして、この世界遺産観光船の中にも、元、瀬戸内海で活躍していたクラフトが存在している。今回紹介する知床遊覧船「KAZUⅠ」は、そんな北海道の最果ての地で活躍を続ける観光船である。

 本船は1985年、山口県宇部市の縄田造船所で建造された19総トンのFRP製クラフトである。建造時の船名は「ひかり八号」、オーナーはほうらい汽船であり三原~生口島(瀬戸田)航路に就航していた。尚、ほうらい汽船が新造船として導入した高速船は全て違う造船所で建造されており、デザインも統一感が無い。本船は1990年頃にはほうらい汽船を離れていた様に思うが離脱時期は判明していない。

個人ブログ様より
 時は流れて2011年、管理人は知床へと向かった。勿論、知床遊覧船で活躍している「KAZUⅠ」に会うためであった。残念ながら乗船は叶わなかったが、その際に日生方面から購入してきた、という情報を得た。この情報を元にかつて日本旅客船協会から発行されていた旅客船という雑誌に毎年特集されていた高速船艇就航状況を確認していくとそれらしい船に辿り着いた。それはシークルーズ東備の「シーエンジェル1号」であり、207号(平成10年11月1日現在)初掲載、建造所(縄田造船所)、建造時期(1985年2月)、旅客定員(79名)が「ひかり八号」と同一である。一方でエンジン出力は「ひかり八号」の610馬力に対し「シーエンジェル1号」は320馬力×2基の640馬力である等、差異も見られるが本船が元、「ひかり八号」である可能性は高いと思われる。シークルーズ東備時代は日生~牛窓航路で使用されていた模様だが、詳しいことは不明である。

 奇しくも本船を運航していたほうらい汽船、シークルーズ東備は2017年に会社の登記を閉鎖し、廃業している。一方で船齢30年を超えた現在でも「KAZUⅠ」は現役で知床を航行している。これからも元、瀬戸内海のクラフトとして活躍を期待したい1隻である。

1985年 山口県宇部市 縄田製造所で「ひかり八号」として建造 19総トンのFRP製クラフト
1985年 ほうらい汽船で活躍
1990年頃 ほうらい汽船から離れる
1998年頃 シークルーズ東備(岡山)で「シーエンジェル1号」として稼働か
2016年 事故を起こした知床遊覧船法人登記(この頃にはKAZU1として稼働か)
2017年 ほうらい汽船及びシークルーズ東備閉鎖
2021年 KAZU1座礁事故
2022年 今回の知床観光船事故

以上の経緯から、今回座礁事故を起こした知床遊覧船(KAZU1)が建造から37年も経たもので、しかも穏やかな瀬戸内海仕様の船であったことが判明しました。

建造から37年ですから縄田造船所では丁寧に作られており、売却もできていた点からも、ほうらい汽船やシークルーズ東備でもこまめなメンテナンスや安全管理が行われていたことが分かります。

老朽化は避けられませんが2021年の段階で座礁事故で穴が開いていたという証言があります。そして今年の知床観光船沈没事故、と知床遊覧船に来てから管理が出来ておらず一気にボロ船化を加速させたことになります。

 

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同業者からは潜水艦と呼ばれていた「事故前から先端にクラック(ひび割れと裂け目)」

今回の事故の発覚は「船首部分が浸水し沈みかかっている」と通報があって発覚しました。傾いた角度は30度を超え、タイタニックの事故の25度よりも大きく傾いていました。

Twitter上では船の船首に実際に傷がある画像が投稿されており、他の船舶会社の関係者の方も傷があったとインタビューに答えており双方の証言が一致しています。

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あまり言いたくないけれど、事故を起こしてしまった会社の船は他社よりも屋根のあるキャビン内の席が多いので、多少天気が悪くても、他の会社を差し置いて出港しがちなところはありました。

当該船舶は同業者の間で『潜水艦』と呼ばれていました。

今年2月のようす

またこの他社の運航会社の方は、漁師ですら午前中に漁を辞めるほどの高波であったことを踏まえ、今日は遊覧船を出してはいけないと忠告していたと証言してします。しかし利益優先でKAZU1は出向してしまったのです。

当日どれほどの高波であったかを見てみましょう。
こちらは現在救援に向かっている無傷の海上保安庁の船の映像です。

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知床の観光船。
救難発信の時点で角度『先端から30度』傾いてるって言ってたけど、ちなみにあのタイタニック号事故で1枚目で角度10度、沈没寸前で25度位だから、知床の観光船はそれどころじゃないレベル。

かなりの高波が船首を襲い、波が打ち付けるように見えます。波にのまれてしまうのではないかと思われるほどです。もし事故に遭った知床遊覧船カズワンが、破損したまま航行していたとしたら、水が入り込み沈没したという証言はなんらおかしくありません。

地元民からの評判は最悪「いつかは大きな事故を起こす」

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知床の遊覧船事故は、あの会社は絶対いつか大きな事故を起こすと地元で噂になっていただけに、本当に事故が起きたので正直びっくり。地元民の嫌な予感が的中したね。
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学生時代に知床の観光船でアルバイトをしていた身なので、今回の事故は非常に胸が痛いです。

あそこには大小様々な観光船の会社があって、今回事故を起こしてしまったのは小型船のうちの一社です。

違う会社と混同しないように注意してください。流氷観光船で有名な『おーろら』も無関係です。

通常、知床ウトロの観光船はゴールデンウィークくらいから運航をはじめるのが筋なので、事故のあった会社はちょっとフライング気味です。他社船が周囲にいれば救助できますからね。

あと、今日の天気でカシュニの滝↓(知床半島のかなり先端)まで行ったんだとしたらかなり攻めてる。

知床ウトロの観光船は、岸に沿って岬を北上するので『沖』と言ってもそこまで陸地から離れていないはずです。行方不明ということは最悪の事態が考えられます。

小型船は断崖の間近まで寄ることができるのが最大の魅力なので、船長さんはギリギリを攻めます。正直、座礁事故はけっこうあります。

他社の船どうしで無線連絡を取り合い、ヒグマの出没状況や海上の時化具合などを踏まえて運航するのが知床の観光船なので、今回の事故最大の要因は、天気が悪いのにたった一隻で出港してしまったのがいけなかったと思います。

以上。あくまで個人的な意見として受け止めてください。おわり。

こちらはしろまる最北日記(@Asuka_Shiromaru)さんの今回の事故に関するツイートの一部抜粋です。

海の上では他社の船とも協力関係にあり、無線で連絡を取り合って安全の確保に努めていました。しかし今回はキャンセルの返金が惜しかったのか決行、結果、情報を得ることもできず、高波にのまれ大惨事となってしまいました。

知床遊覧船は、他社と協力しクラウドファンディングを行い船舶観光の活性化に努めており、決して孤立した会社ではないはずでした。今回の事故は自然の驚異のみならず人災と言わざるを得ません。

豊田徳幸船長ブラック企業の心労で激変
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一縷の望み「岩場の先に暖を取れる番屋」

船から脱出し、極寒の海から陸に逃れたとしても4~5月はヒグマが冬眠から覚める頃で、危険だという指摘が多数上がっています。

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陸に上がれば熊、海は極寒、こんなインターネット社会になっても電波が届かない場所って普通に考えたらそんな気軽に行く場所じゃないな。
完全に自然舐めた運営の慢心の一言

そんな中、地元民らしき方の書き込みがありました。

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すっかり明るくなった。遊覧船に乗船していた人見つからないかな。
岩場の先には暖を取れる番屋があって、乗員は地元の人間。希望はある。
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初めて知床へ行った際、知床岬までのクルーズに乗船した
Googleフォトで検索したら知床遊覧船であった
乗船前に「何かあっても損害賠償をしない」という一筆を書かされた記憶がある
ライフジャケットを着用してても、極寒の海では脆弱すぎる
奇跡的に番屋にたどり着くなど、命を繋いでいて欲しい
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知床観光船、助かる可能性があるとしたら、陸上まで泳ぎ着いて徒歩で4.6キロ離れた番屋にたどり着くこと。数名で動いていれば可能性は限りなく低いけどゼロじゃない。例の熊を怒鳴るオヤジの番屋だから遊覧中にアナウンスはしているだろうし。ゼロじゃないけどゼロに近いかなあ。
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知床林道終点からもう少し先まで道路は続いてますね。海岸沿いに1Kmくらい行ったところに19号番屋と言う場所があって、桟橋もあるようですが、その先は行き止まりです。

漁師さんが利用する「番屋」というものが数か所あり、暖を取ることができるというのです。船長さんはベテランの54歳で地元の方という情報もあり、番屋の存在を知らないはずはありません。

どうにか命を繋いでほしいですね。

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