2022年4月23日、知床観光船KAZU1(カズワン)が、「30度に傾き浸水してる」との救援要請を最後に行方が分からなくなっている海難事故。24日夕方になって船長が豊田徳幸(とよたのりゆき)さんであると公表されました。
豊田徳幸さんの、フェイスブック(Facebook)顔画像を特定しました。
豊田徳幸さんのフェイスブック顔画像「心労で椎名桔平似からの変貌」
行方不明となっている知床遊覧船KAZU1(カズワン)の船長の名前が豊田徳幸さんであると公表され、そのフェイスブック顔画像が拡散、顔の変貌ぶりが話題になっています。
こちらをご覧ください。
知床観光船事故、船長と甲板員の氏名公表 https://t.co/B2Egz0duFF
2人は船長の豊田徳幸さん(54)=北海道斜里町=と甲板員の曽山聖(あきら)さん(27)=東京都調布市。
— 産経ニュース (@Sankei_news) April 24, 2022

昭和42年生まれ、報道の通り54歳。
トムラウシ山遭難事故のように会社の圧力があったのかもしれないので何も言えませんが。

こちらは豊田徳幸のものと思われるフェイスブックの顔写真です。
眉がきりっと上に向き、口はへの字に結び、精悍な顔つきをしています。運転免許証の顔画像ですが、左の椎名桔平似の顔からどんどん日焼けして険しい顔つきに変わっています。単純にしわだけでなく深い疲労が見て取れる表情に変わっていっているのが伺えますね。


報道では豊田徳幸さんは54歳、現住所は「北海道斜里町」となっていますが、フェイスブックでは埼玉県出身で、埼玉県戸田市在住となっています。
他の乗員の曽山聖さんが「東京都調布市」となっていますので、住所としては北海道に移しているものの本拠地として家族と住んでいるのは埼玉県戸田市での可能性があります。
また運転免許証の発行場所もずっと埼玉県です。埼玉県在住から、仕事とはいえいきなり家族全員で北海道に転勤では、大変ですので豊田徳幸さんだけ単身赴任していた確率が高いです。
2013年から2018年までは日本水陸両用車協会で東京都港区に勤務していたり、フェイスブックの会話内で九州の家は大丈夫ですか?とのやり取りもあることから、全国にかけて飛び回っていた忙しい人である様子が分かります。
豊田船長は過去に事故を起こし懲戒解雇されていた【追記】
2022年5月10日の文春オンラインで豊田船長に関する情報が流れてきました。
豊田船長は2017年4月、大阪府内で水陸両用バスの運転手を務めていました。しかし府内の河川を航行中に浅瀬に乗り上げてしまう座礁事故を起こしていました。
しかし豊田さんは事故を隠ぺいしようとしたと言います。車体に傷がついており、会社の人間が確認したところ否定する始末で、同乗していた別会社の案内ガイドから、事故の事実を確認しました。
これにより事故が発覚し、隠ぺいを問題視され豊田船長は解雇になりました。お客さんと別会社のガイドが乗っている状態で隠ぺいできるものなのか、かなり微妙ですが、豊田さんのグレーっぷりも少しずつ出てきています。
大阪で水陸両用バスツアーというと大阪ダックツアーという会社がヒットします。大阪城周辺から市内を回る緩やかなコースです。
大坂城周辺や市内の河川を知っていますが非常に緩やかです。この状態で事故をしたというのですから、知床の海での運航を任すにはかなり役不足であった可能性があります。
豊田さんはかなりイケイケな性格【追記】
元知床遊覧船の従業員、元甲板員の二人がインタビューに応じました。豊田さんに関しては元甲板員の方が答えています。

かなりイケイケっぽいところが…
お客さんがお金を払っているからとりあえず(船を)出すところまで出す。
出さないとお客さんが納得しない。
やっぱりその、サービス精神がすごかったので、お客さんに対して。
だからちょっとそれを欲張ったのかなって
知床遊覧船はブラック企業「人相変わって来た」
Facebookには友人らしき方との会話が残っていました。そこでは人相が変わっていく豊田船長に北海道の仕事は大丈夫ですか?と心配する内容です。

ーー豊田徳幸さん ブラック企業で右往左往です。
ご友人ーー す○社長みたいですね。(>人<;)船関係のいい仕事ありますよ。
クルーザーの貸切船長ですが。
こちらはつい3週間前ですから3月末から4月に入ってすぐの会話です。しっかりと「ブラック企業で右往左往です」と書き込むなど観光業界の厳しい煽りを受けてかなりストレスを感じていたことが分かります。
豊田徳幸船長の評判「サービス精神旺盛」

ただ、そういった面がこの最悪な局面を生んだのであれば、人の判断の誤りを防ぐことができなかった、判断の負の連鎖を生んだ会社システムの問題なのかなと思います。
知床の素晴らしい景色の中でこういった悲劇が起こってしまったのは本当に残念でなりません。亡くなられた方のご冥福をお祈りします
永く船舶のお仕事をされていた豊田徳幸さん、ブラック企業といえどこのお仕事は大好きだったのでしょう。サービス精神が旺盛だったと利用した方が仰っています。
故に今回の事故は、知床までせっかく来てくれたお客さんを乗せないという選択肢を選べなかったのか、それともキャンセルしたら返金しなくてはいけないという会社都合だったのかは判断が分かれるところです。
また、別の運航会社に勤める豊田さんの知人のお話がありました。
豊田さんは運転はうまい、しかしこの知床の海には精通していない。当日も天気予報を見ていないようだったと語っています。
未だ水底に眠る豊田船長
サッカーの名門秀岳館暴行事件の顛末【動画】
宇都宮線で高校生をボコった宮本一馬
前年の座礁事故の船長も豊田さん「スタッフ大量退職で変更できず」

第一管区海上保安本部は去年2021年6月の座礁事故の船長も豊田徳幸さんであったと発表しました。それにより同じ船長が何度も繰り返すことはおかしいという意見と、船長よりも雇用側の責任であるという意見で紛糾しはじめています。

あり得ない、納得いかない現実。
これは、会社のコンプライアンス事項に問題ありと思う。
船舶の運航では、乗客の生命と安心安全を優先しなければならない。
犠牲者やその親族の方は、納得いかないと思う。
本当に悔しい。


また経営者が変わってからスタッフが大量退職したという情報も入っています。それ故に豊田さんが疲労などから判断を謝り勝ちであったとしても、安易に現場から取り除くことが出来ない状況下が続いていた可能性があります。
また使っていた船舶も、地元同業者からも「潜水艦」「いつかは事故をする」と言われていた点、豊田徳幸さん自身が「ブラック企業」と揶揄するあたり、個人だけの責任ではなさそうですね。
豊田さんもアルバイト「日給8000円」
調査を進めていくと

知床遊覧船の母体しれとこ村グループは数年前にベテランを大量解雇し、正社員をかなり少なくしており、なんと船長ですらアルバイトとして雇っていました。
アルバイトですから当然発言権も弱く、正社員程意見は言えないものです。
しかもアルバイトの日給ということは、船を出せない日は給料もらえないのでは?との意見が散在し、豊田徳幸さんが「ブラック企業で右往左往」と芯を置けず働いている様子が分かります。
【追記】4/27 豊田さんは唯一の社員であることが、桂田精一社長の会見で明らかになりました。船長はもう一人おられますが、この方はアルバイト扱いということになります。
乗客はしれとこ村に泊まった客「紹介料500円の歩合」【追記】
知床遊覧船の母体会社が運営するホテルの関係者だった方らしき書き込みが出てきました。乗客は、宿泊施設「しれとこ村」に泊まっており、その時紹介されたオプションで知床遊覧船を利用していたというのです。


社長の家にアイヌ犬が2匹いてアホみたいに吠える。社長の家は平家のお洒落家。その横が寮。
乗船の成約がなれば、紹介した職員に一人当たり500円のマージンが入るそうで、4人家族を1回キャッチすれば2000円、カップルを1組紹介できれば1000円と良い稼ぎになっていたようです。
運航を休止すればその紹介をした人たちにお金が行かなくなる…白い目で見られてしまう…という恐怖が知床遊覧船側のスタッフにはあったかもしれません。

コメント